お手入れ方法

アクリルたわし

漆器だからといって何も特別なことはありません。
ガラスのコップや、陶器の皿を洗うように、水やぬるま湯で薄めた洗剤を使い、スポンジで洗い流すだけでよいのです。アクリル毛糸で編んだたわしを使えば、洗剤も不要。環境にもやさしい。

ガラス等の堅いものや、先のとがったものが当たると、塗膜が傷ついてしまいます。器を洗う場合は、漆器だけ別にして洗っていただくとより綺麗に保てます。
洗った後は、洗いざらしの木綿の布巾やタオルなどで拭きます。水滴を残したままにしておくと、水道水の中に含まれるカルキ分が残り、色味の濃い漆器の場合、白っぽいものが目立ってしまいます。

洗うすすぐ拭く

天然木とほんものの漆でつくられた漆器は、食洗機や乾燥機、電子レンジを使うことは避けましょう。急激な衝撃、乾燥を与えると、塗膜や木地が傷んでしまいます。

漆は湿度65〜80%、温度25度という環境の中で最も固まります。乾燥した環境におくことは、漆器にとって、一番つらく、悲しいことなのです。毎日使うこと、 毎日洗うこと、使うことが結局は漆に必要な水分を補給してあげることになり、何よりのメンテナンスになるのです。
長年使って傷がついたり、欠けが出た場合でも、しっかりした木地に丁寧な下地が施された漆器なら、直すことができます。うるしとは、直しながら使っていく、生活の道具なのです。