優しい口当たりと、やわらかな手触り。
やや外に反った上縁、そこから高台へ続くなめらかな曲線が美しい「端反椀」。
微妙なラインを持つ「端反椀」は、椀木地師と何度もやりとりを重ねながら誕生した器です。
やわらかな曲線は手に馴染み、端反型の上縁は唇に沿い汁物が飲みやすい。
また、漆ならではのふっくらとした質感、奥行きのある表情は「本堅地技法」によるもの。
天然木に布着せ行い、「輪島地の粉」を用いた下地を施し、中塗り、上塗りと丁寧に塗りを重ね仕上げています。
使い込むことで少しずつ色が明るくなり、艶も増していく、その変化も美しいのが特徴です。
特大サイズはどんぶりや雑煮椀として、大/中サイズは汁椀や飯椀として。
用途を限定しない形状の「端反椀」は、和洋問わず幅広く使うことができ、使い込むほどに愛着がわく器です。
デザイナー | 桐本泰一 |
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技法 | 本堅地 |
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素材 | 天然漆、ケヤキ |
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サイズ/容量 | 特大 φ146×h82mm/約600ml 大 φ130×h74mm/約460ml 中 φ122×h68mm/約350ml ※容量はすりきりいっぱいまで入れたときの量です。 |
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端反椀(黒)使用イメージ

端反椀(本朱)使用イメージ